[plusin_ab_test id=”17″ title=”書籍詳細上ウィジット”]

素晴らしい映画を書くためにあなたに必要なワークブック


構成, キャラクター



難易度:

投稿内で最初に見つかったH2タグの上ウィジェット

どんな人向けの書籍

ハリウッドメソッドやシナリオの構成に関して一通り学んだ方にお勧めします。
多くの映画の例がでているので面白いのですが、最初に読むには少し難しいと思いました。
シナリオ構成を学んだ方で、「どうやって書き始めよう」「三幕構成の書き方で悩んでいる」という方にお勧めします。

目次紹介

  1. すべては白紙から始まる

    どうやって書き始めるか?が紹介されています。小説と違って脚本は120ページと少ないため、脚本の場合は、必ず書き始める前に『何についての、誰についてのストーリーか(テーマ)』を明確にする必要があるそうです。

    どんなジャンルの脚本を書くにしても、何について書きたいのか曖昧だと、それが脚本に表れる。逆に、テーマが明確に把握できれば、アクションと主人公が決まり、ドラマとしてのストーリーラインがはっきりと見えてくる。これが出発点だ
    —- シド・フィールド

  2. 脚本の構成とは何か?

    構成がなぜ重要なのか、どのような役割を持っているのかが紹介されています。
    シド先生が構成の重要性を理解した一つの作品として『パルプ・フィクション』が紹介されています。

  3. パラダイムを知る

    パラダイムとは簡単に言ってしまえば「思考の枠組み」です。この章では、ストーリーを考えるための枠組みとして3幕構成に関して紹介されています。
    第一幕:状況設定
    第二幕:葛藤
    第三幕:解決
    一幕から二幕、二幕から三幕とストーリーを転換させるポイントを、プロットポイントと呼びます。
    『ロード・オブ・ザ・リング』や『結婚しない女』の3幕構成の構成例が紹介されています。

  4. 四ページであらすじを書く

    シド先生の経験上あらすじは4ページが良いそうです。
    あらすじの全体の書き方が紹介されています。
    具体的な書き方として2種類紹介されています。
    ・シーンやシークエンスの”再現
    ・ストーリーの”要約

    あらすじで書く内容は、
    • 半ページ :  オープニング・シーンの再現
    • 半ページ :  残りの第一幕でおこることの要約
    • 半ページ :  プロットポイントⅠの再現
    • 1ページ :   4つの障害を中心に、第2幕で起こるアクションを要約。各障害は2~3行ぐらいで良い
    • 半ページ :  プロットポイントⅡの再現
    • 半ページ :  第3幕の結末の要約
    • 半ページ :  ラストシーンの再現

    となります。

  5. 魅力的なキャラクターを作る

    魅力的なキャラクターを作る要素として、①ドラマ上の欲求、②ものの見方、③態度、④変化、が紹介されています。

  6. 人物に奥行きを与える

    人物に奥行きを与えるための方法として、①人物年表、②暮らしの三面側、が紹介されています。

  7. 葛藤とCircle of Being

    Circle of Beingとは、ストーリーに大きな影響を与える人格が形成される時期に起きた事件(トラウマを引き起こす事件)を指します。
    『ゴールド マウンテン』や『テルマ&ルイーズ』での例が紹介されています。

  8. 時間と記憶

    フラッシュバックに関して紹介されています。ただ技術的な紹介ではなく、最初にボーン・シリーズ、『ボーン・スプレシマシー』や『ボーン・アイデンティティー』に関して、ポール・ギルロイがどのように考え、どのように悩んで、どのように作って行ったかが紹介されています。
    単純にフラッシュバックを使うのではなく、ストーリーとどのように絡めて使うべきかというのが紹介されています。

  9. 第一幕を構成する

    5×3情報カードをつかった書き方が紹介されています。5×3情報カードに関しては、「映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと」に詳しく紹介されています。

  10. 最初の10ページ

    最初の10ページで書くべきこととして、
    ・誰についてのストーリーか?(主人公はだれか?)
    ・ドラマの前提は何か?(何についてのストーリーか?)
    ・ドラマの背景となる状況は?
    が『アフターライフ』や『ロード・オブ・ザ・リング』などが紹介されています。

  11. 次の10ページ、その次の10ページ

    2番目の10ページと3番目の10ページに何を書くべきかが『普通の人々』などで紹介されています。

  12. ミッドポイントを探す

    第二幕の中心は葛藤です。そのため主人公のドラマ上の欲求が重要になってきます。第二幕に関して、『テルマ&ルイーズ』や『コンドル』『キング・コング』『タイタニック』などの例で紹介されています。

  13. 前半と後半

    第二幕はミッドポイントを中心として前半と後半に分かれます。前半と後半で何を書くとよいのかが、『チャイナタウン』などの例で紹介されています。

  14. 第二幕を書く

    第二幕の全体像に関しては、12章、13章で紹介されています。この章では、書くためのノウハウ的なものが紹介されています。

  15. 「解決」を描く

    第三幕の書き方に関して紹介されています。
    シド先生としては、死や自殺、破壊や暴力といった安易で悲観的な結末でない結末を目指してほしいそうです。

  16. 推敲を重ねる

    推敲する際には、3つの質問に対してレポートを書くことで客観的に全体像を眺めることができるそうです。
    ・Q1:もともと自分が魅力を感じたアイデアは何だったか?
    ・Q2:最終的に何について(どんなストーリーを)書いたのか?
    ・Q3:最終的に書いたものを、元々書きたかったものに変えるにはどこを変えたらいいか?

  17. 読むに値する脚本とは?

    映画会社などで使われている”評価シート”に関して紹介されています。
    評価項目としては、
    Ⅰ.登場人物
    (a) 基本設定
    (b) 展開
    Ⅱ.会話
    Ⅲ.構成
    (a) 基本設定
    (b) 展開
    (c) テンポ
    (d) 結末
    があるようです。



内容紹介

【どうやって書き始めるか】

映画やドラマの脚本にうってつけのアイデアがあるのに、実際に書こうとすると、何を書いてよいか分からず、手を付けられないことってよくありませんか?

私はしょっちゅうあるのですが・・・

脚本の執筆で一番難しいのは、何を書くかしることだそうです。
なので、どんなストーリーを書きたいか?徹底的に自問自答する必要があるそうです。

と、分かっていても、書いているうちに、家族愛なのか恋人との愛なのか、友情なのか、母親についての話なのか、娘の話なのか、二人の話なのか?など、コロコロと変わってしまいます。

シド先生曰く、「迷ったときには何もするな」だそうです。

脚本とは、何かについての、誰かについてのストーリーであり、その中に必ずテーマが存在するそうです。
自分は『何』について書きたいのか、『誰』についての話なのかを考えると良いそうです。

テーマというと、いつも何だろうってまようのですが、『テーマ=何について+誰の話か』なので、誰が何をする話なのかを深く突き詰めるのがよいようです。

いまいち、抽象的な感じになってモヤモヤしている場合は、とても大変な作業になるのですが、より具体的に考えていくと良いようです。
時代は?どんな会社につとめているのか?趣味は?など、アイデアを深堀していけば、そのうち、誰の、何についてのストーリーなのか明確になってくるそうです。

 

【あらすじの書き方】

4ページであらすじを書くと良いそうです。

ストーリーの構成は下記のようなイメージになります。

あらすじで書く内容は、
  • 半ページ :  オープニング・シーン
  • 半ページ :  残りの第一幕でおこることの要約
  • 半ページ :  プロットポイントⅠ
  • (別紙に、第2幕で主人公が直面する障害(物理的・精神的)を4つリストアップする
  • 1ページ :   4つの障害を中心に、第2幕で起こるアクションを要約。各障害は2~3行ぐらいで良い
  • 半ページ :  プロットポイントⅡ
  • 半ページ :  第3幕の結末の要約
  • 半ページ :  ラストシーン

書籍ではもっと具体的に紹介されておりますので、書籍の方をご参考ください。

【魅力的なキャラクター作り】

魅力的な登場人物を作るのに不可欠な要素として

  1. 明確で強い、”ドラマ上の欲求があること”
  2. 独自の”考え方、ものの見方”を持っていること
  3. ”態度や意見”を表していること
  4. ”変化”すること

だそうですが、ここでは、登場人物を深く掘り下げる手法として

  1. 登場人物の年表をつくろう
  2. 登場人物の暮らしを三つの側面から考察しよう

の二つをお勧めしたいと思います。

 

≪登場人物の年表をつくろう≫

そのままですが、登場人物の年表です(笑

登場人物の9歳~18歳の間に起こったか考えると良いそうです。
シド先生は、10年ごとに区切って年表をつくっているそうです。

最初の10年は、人格形成の時期で、誕生から幼児期、小学校
次の10年は、中学校から高校を経て成人するまでの十年に、どんな影響を受けたか、どんな友達がいて、何に興味を抱いたか、性体験はどうか?など
次の10年は、大学から社会人の十年に、先行はどこで、どんな夢や希望を抱いていたか、恋愛は、就職活動は、結婚したか?など

書籍の中で紹介されているのですが、行動科学者ジョセフ・チルトン・ピアスによれば、知性の発達には4つの段階があるそうです。

  1. 第1期(1歳ごろ):書籍には書かれていませんが、環境に受け入れられるための能力が備わりだす
  2. 第2期(4歳ごろ):自分が誰かという意識が芽生え、コミュニケーション能力が備わりだす
  3. 第3期(9歳~10歳):自分には自分の考え方があることに気付き、権力的な支配に疑問を抱くようになる
  4. 第4期(15歳~16歳):知性の発達にもっとも重要な時期であり、権力的な支配に反抗して、自分なりの意見を見つけようとする

 

≪登場人物を三つの側面から考察しよう≫

3つの側面からとは、

  1. 社会生活(仕事関係や学校などでの生活)
  2. 個人的な人間関係(恋人や結婚、友達など社会生活以外での人間関係)
  3. プライベートな時間(一人でいるとき何をしているのか)

それぞれ2,3枚で自由に書くと良いそうです。型にははめずに自由に書いてください。



Posted by きゅぴま~る